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2009年10月21日

読書の秋

読書の秋ですね(^^)


ハハも漫画汗ばかり読んでいるのは勿体無い!と
久しぶりに活字の本を購入いたしました。


以前何かの書評で見かけて気になっていた本。
興味を持ちつつ忘れかけていた本との、思わぬところでの出会い
なにかしら「縁」のようなものを感じますニコッ



子供が寝静まった夜、
1杯のカモミールティーを用意してソファーに身体を沈めるハハ。
小さく開けた窓から入る夜風は
部屋に満ちたハーブの甘い香りをふわりと動かしています。

少し肌寒くもありますが気持ちの良い季節になりましたニコニコ



さ、準備万端。
どんな出会いがそこには待っているのでしょう。

歓び?畏れ?ときめき?興奮?それとも・・・ハート

未知なる世界への小旅行に、胸が高まります。























読書の秋

























え?








何か??・・・( ̄∀ ̄*)












食事前&この手の話題はちょっと・・・という方は、こちらでお引取りくださいませ。


お嫌でなければ続きをどうぞです<(_ _)>


今月号のガルヴィに書評が載っており
「あー、これこれテヘッ!!」と嬉しくなり、早速ポチりました。


   くう・ねる・のぐそ



何がハハの心を鷲掴みにしたのか。

まず、タイトルが秀逸です(^^)
装丁も女子でも手にとりやすそうな、シンプルかつプリティ(?)なもの。
表紙の素材も淡ーいクリーム色・繊維がザラザラしており、昔の便所紙を想起させてくれます。
(ハハは思わず匂いを嗅いでしまいました)



著者は、その世界では著名な菌類・キノコ写真家・伊沢正名氏

キノコ写真家とのぐそ・・・・・・何となーくリンクしてますね(^_^;)


内容はキノコ写真家として第一線で活躍されている著者が
いかにして「糞土師(ふんどし、と読む)」への道を切り開いたのか。
半生記のようなものです。


それにしても、ある意味凄まじい記録です。
30年以上前から己ののぐそ歴を淡々と記録しつづける人間など、
この世界広しといえどもこの方くらいでしょう。
そのデータは年間のトイレ総数・のぐそ率として数値化され
著者のキジうち師としての情熱に拍車をかけます。


もとはといえば、自然保護運動家として活動していた際
し尿処理施設建設への地元住民の反対運動に関わったことから芽生えた
「水洗トイレとは壮大なる資源の無駄遣いではないのか?」という疑問。
その「資源」には、汚物処理施設にかかる資材・エネルギーはもとより、糞尿自体も含まれます。

そこで著者は、自然の循環の中に己の排泄物を組み入れ
食物連鎖の一翼を担おうという試みますグーキラキラ


そこから先は、
脱トイレットペーパー(最近のペーパーは分解されにくいそう)に始まり
後始末に役立つ野草探し・水を利用しての後始末法(井沢流インド式野糞法)の完成に続き
撮影で訪れた国内外でのぐそ体験(時には生命の危険あり)を重ね
ついには千日行(謎!)達成、『糞土師』誕生へと続くのです。



ちょっとエグかったですか?(;・∀・)


しかし、親業をしていたら、子供が小さければ小さいほど
排泄物はとても身近なものになります。
我が子に食べさせた食物が時間を経て排泄物として出てくる。
食と命と排泄物とが密接に関わっているのを実感できる期間でもあります。

子育て期の方なら、そう違和感なく読めるのでは。


著者は声高に「人民よ、いまこそのぐそを!!」とアジっているわけではありません。
のぐそがもたらすであろう、自然との共生・社会構造の変化の可能性
 については語られていますが)
全体を通じて流れるのんびり感・トホホ感が、程よく話題のエグみを中和してくれて
とても読みやすいですよ(^^)

のぐそを通じて、自然界の歯車としての人間を省みるよいテキストとなっています。


ただ惜しむらくは、タイトルの「くう・ねる」部をもう少し掘り下げてもらいたかったかなぁ、と。
まぁ、「くう・ねる」は人間の基本的な営みを表す象徴的な言葉なのでしょうが・・・。

ワタクシ的には、タイトルから受ける印象と内容との若干のズレが、
なんとなく中途半端な読後感をもたらすような気がします。
が、それでも充分楽しく読ませていただきましたよ♪

というわけで、本書はいわゆる「アウトドア本」ではなく
「或る実践的環境保護論者の記録」という位置づけになるかと思われます。


興味のある方は、是非ご一読を~(^^)


興味はあるけど、いきなりお金を出すのはちょっと・・・という方、
こちらもいい味出してます♪⇒山と渓谷社特設ページ



※巻末の禁断の袋とじ、メッチャ見たいけど開けられません(笑)
 これは「生理的にダメかもガーンという恐れからなのか
 「楽しみはとっておこうニコニコ♪」という好奇心からなのか
 自分でも判断しかねるまま、週末のキャンプに持って行きます~(^^ゞ




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Posted by はなとみ at 11:11│Comments(9)本棚
この記事へのコメント
食事中にお邪魔いたしますヽ(^^ゞ

お引取りと言われると、ついつい覗きたくなるのが私の本能。
衝撃的ではありましたが、
イメージ図がかわいい表紙のみでしたのでなんとか(;^^)~3
でも何でしょう・・・思わずポチりそうになったこの衝動はっ!!??

週末はどちらにお出かけですか?
いつぞや私にもぜひ禁断の果実を・・・・・
Posted by とみしょる at 2009年10月21日 12:34
こんにちは。

ご紹介のHPから、
いたって真面目に「第1回のぐそ検定」なるものをしてきました。
結果ですか?
まぁ、こんなもんか・・・の50点。
修行が足りませんか。
禁断の中身を今度拝ませて下さい。
Posted by ぴょんたん at 2009年10月21日 15:08
とみしょるさま

ついつい覗いてしまいましたか(笑)
その気持ち、よーく分かります。与ひょうの気持ちですね(^^)

すっごく気になる本でしょう!?
ワタクシは衝動に逆らえなく、「おりゃぁー!」とポチりました(^^ゞ
読んでいたらチチに「妻がうん◎の本を読んでいる( ;´Д`)イヤー!」と
嘆かれましたさ。

今週末は∈(・ω・)∋ダム-なキャンプ場でございますよ。
晴れわたる秋空のもと、禁断の袋とじの封印を開こうかと・・・(笑)
Posted by はなとみ at 2009年10月21日 15:49
ぴょんたんさま

こんにちは!

検定したんですねー(^^)
因みにワタクシは「惜しい!」の90点でございました。
まぁ、読了後ですので当然ですね(^^ゞ

そう考えれば、未読で50点とは・・・ぴょんたんさま、ま・さ・か・・・ォィォィヾ(゚д゚;)

ワタクシの検閲後、婦女子の観賞に耐えられると思われたら
今度お持ちいたしますよ(笑)
とくとご覧になってくださいませ♪
Posted by はなとみ at 2009年10月21日 15:53
お上品なワタクシは40点でしたわ( ̄m ̄) ホホホ~
Posted by ししゃもししゃも at 2009年10月21日 22:55
ししゃもさま

いやいや、これはお上品云々の問題ではなく・・・(笑)

それにしても、レスをくれた方が見事に女子だけとは・・・
意外に皆様、苦手なのね^^;

あ、別にワタクシが「うんネタ得意♪」というわけではありませんわよ!
誤解しないでください~ヽ(;Д; )
Posted by はなとみ at 2009年10月23日 10:36
こんにちは^^

刺激的な記事、読ませてもらいましたよ~

そうか!
穴を掘ればいいのですね(笑)

ああ、みなまで聞かないでください。
私、キャンプにハマる前はブラックバス釣りを
長く趣味としてまして・・・

遠いトイレよりもまずは釣り!
・・・みたいな(〃∇〃)


そうそう、
やはりうちの息子と遊んでいただいたのは
こちらの旦那様でしたか~
ありがとうございました!

ちなみにキックボードでブイブイいわしていたのは
私のほうかもしれません(笑)

読者登録(お気に入り)させてください。
これからもよろしくお願いしますヾ州≧∇≦州ノ
Posted by misaki at 2009年10月23日 11:36
あっ

ちなみに「のぐそ検定」は60点でした( ̄∇+ ̄)vキラーン
Posted by misaki at 2009年10月23日 11:37
misakiさま

こんにちは!!

やはり刺激的でしたか?(笑)
それにしても、見事に女子率が高い記事のようです(^^ゞ

いえね、ワタクシもオトナですので皆までは聞きませぬが・・・
穴を掘ってなかっ・・・・・・・・・・・・(自粛)。
自然と一体に・・・・・・・・・・・・・(自粛)。

コホン、アウトドアも深みにハマれば
色々あるやぁーねぇー(爆)。

検定60点。
お読みになっていないのに・・・さすがでございますー_○/|_ 土下座~

※お気に入り登録、ありがとうございます!!
 ワタクシも早速・・・・♪
 これからもよろしくお願い致します~\(^o^)/
Posted by はなとみ at 2009年10月23日 16:52
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